中国産 |
中国産のそば(玄そば)は大半が内蒙古地区で収穫され、広大な農地を活用した供給力は非常に高く、他の産地よりも安い価格で提供されていました。しかし中国国内の近年の自由経済の発展により、他の作物の生産を始める生産者も増えてきており、生産規模や業態も変化してきています。上質品で高価なものから価格が安いもの、粒の大きいものから小さいものまで多様な商品を取り扱っております。 |
カナダ産 |
現在品種改良に努めているのはカナダ産の玄そばです。カナダの南部にあるマニトバ州で収穫され、一回で多く収穫できるよう、玄そばの品種開発および栽培方法の開発が行われています。この収量向上のための改良に一番熱心なのがカナダ産であり、日本人の好みに合うような玄そばの新品種が開発されております。カナダ産の特徴は粒が大きく、品質が安定している点です。 |
アメリカ産 |
当社では、ワシントン州を中心にアメリカ東部・中西部で収穫される玄そばを取扱っております。ワシントン州では玄そばの生育期間が短いという特徴を利用して、小麦の収穫の後に玄そばを植え付けて二毛作を行っております。玄そばの粒は比較的大きいものを取り揃えております。 |
ロシア産 |
そばの実を、おかゆのように煮込むカーシャが庶民のなじみの料理であるロシアは、世界最大のそばの生産国です。数年前より日本への輸出に積極的となり、日本でも中国産の減少を補うべく、年間1〜2万トンと大量に輸入しています。ただし、品質面でまばらつきがあり、品質の問題が解決されれば、更なる輸入が期待される産地です。 |
オーストラリア産 |
オーストラリアと日本では季節が正反対であり、現地では4月から5月にかけて収穫されます。日本の夏に合わせ、新そばとして好評を得ているのがオーストラリア産の玄そばです。 気候の特性だけでなく、厳選した種子の栽培技術が進んでいるため、高品質なものが多くなっていますが、品質にばらつきがあるのが欠点です。 |
ミャンマー産 |
麻薬撲滅運動の一環として作付けが行われています。日本産に近い上質の玄そばを作付けするべく、日本産の種子が使用されております。いずれも品質は良く粒形も大きいものですが、保存管理面で行き届いていない面もあります。
|